エスターヒックス エイブラハム

しなくてはならないと考えることすべては、ある場所―その場所に到着したときに幸福を感じることができる場所―に私を誘導するためにあるのです。ですから、私が行うこと―私が考えるところの「正しいこと」と「誤ち」のリストにあるすべて―はそれが何であろうと、手に入れれば自分が幸せを感じることができると信じている願望実現への到達に関することなのです。それなら、そこまで近道してすぐに幸せを得るのはどうでしょうか。

誰がどの宗教を信仰しているかなど大して問題ではありません。彼らの生活がうまくいっているなら（そして生活をうまくいかせるには様々な方法があるのですが）、その人たちが信じたいと考えていることをどんなことでも信じさせてあげればよいのです。そのすべて意図されたようにいきます。

一切かかわりたくないような宗教もあるでしょうが、それらに関わっている人々にとってみれば、そういった宗教は完璧な仕組みを持っているものなので、大変すばらしいものなのです。あなたが何かを欲する能力を備えているのであれば、宇宙はそれを与える力を持っています。

あなたはただほしいものを列挙するだけでよいのです。それはつまり、できるだけ良い状態でいることであり、そして他のすべてはなすがままにさせるのです。

「私には決して終わりがない。私は永遠に拡大し続ける生物であり、今いるその場所ですこぶるうまくやっており、次に何がくるのか知りたくてたまらない。」それが冒険に満ちた事柄をもたらし続け、いつもあなたをわくわくさせ、心が安定し、守られていると感じることができ、いつでも人生を愛すると感じることができる波動のエッセンスなのです。

毎日、一日中自分にもたらされる恵みを数えましょう。毎日、一日中感謝すべき事柄のリストを作りましょう。そのようにあなたの人生でうまく言っていることを活性化し続けていると、すべての分野でさらに喜ばしいことがあなたに流れてくるでしょう。

「悪魔」とは不安な人をコントロールするために不安な人によって創り出され不朽のものとなった架空のキャラクターです。恐怖の中には、多くのパワーが存在しませんか？　恐怖とは実際は何の力も持たないものなのですから、そのようなパワーは存在すべきではないのです。

もしあなたが、私たちが理解しているようにソース（源）を理解すれば、そのような架空のものを創り出すことは決してないのです。なぜならあなたのソース（源）から流れ出るのは「よい状態」しかないのですから。

ソース（源）は復讐を生み出したり、罰を与えたりは決してしません。なぜなら、ソース（源）はあなたがたが貴重で価値があり、祝福されているものであると知っているからです。ソース（源）はあなたがたには決して終わりがなく、間違ったことをすることは決してないこと、また、あなたがたが今何か違うと思われる場所に存在しているときでさえも、最終的には正しいと感じる場所に戻ってくるということを知っています。

あなたは今、思考のプロセスと波動を調整し、ひきつけの起点を変え、最後に、あなたに常に流れてくる「よい状態」を受け入れることによって、正しいと感じることができる場所に今、戻ってくることができるのです。

私たちは、心が浮き立たないようなことは決しておこないません。あなたは、「でも、その選択はないような気がする。心が浮き立たたないような選択、または、現在の状態のままでいるという選択がある。どうすればいいのだろう」と考えることでしょう。私たちはこう言うでしょう。私たちはそこにとどまり、心が浮き立つような何かを待ってみて、そのあと全身でそこに飛び込んでいくのだ、と。

私たちは自由についてお話したいのです。ここは、波動の宇宙なのです。流れているソース（源）は、「よい状態」のソース（源）だけなのです。そして、私たちはみな、それが物質的なものでも非物質的なものでも、その「よい状態」が自分のもとにやってきて流れるのを受け入れるか、またははじき飛ばすかはまったくの自由です。それがいつでも私たちの選択なのです。

ですから、多くの人が、自分たち気分よく感じることができるように、あなたが特定のやりかたで行動するように望んでいます。その人々は、あなたのことを自己中心的だと非難します。「自分の気分がよくなるように行動するとはあなたはなぜそんなに利己的なのですか。

我々が快く感じられることに従うべきです。」若い頃、あなたは自分がそのことを知るほど賢くないから、誰か他の人が代わりに決断をしなければ、と納得させられてきました。あなたは、この文化の中では、人生の中でそのことに関連した膨大な量の情報を得ずには生きてこられませんでした。それは単にあなたのすることや言う事への他の人の反応なのです。

形を持った肉体で生まれてきたとき、あなたがたは自分たちより以前に連なった世代が持つ波動を経験しています。それらの人々の、個人として生きた欲求、そして巨大な集合的意識の欲求は、境界―宇宙の境界より手前まで発せられ、引き寄せの法則はそれらすべての要求に応えてくれるのです。

ですから、それぞれの世代は、巨大な意識から発せられる、自分たちの前に連なる世代の者たちの欲求によって恩恵を受けているのです。われわれは、否定的な感情を持ったまま前に進むことは決してしません。しかしながら、多くの人々が否定的な感情に向き合え、と教えます。

彼らは、恐れに直面してそれを克服しなければならない、と言います。そして彼らがみなやっていることは、何が起こっているのかわからないような状態に自らを持っていくほど自分たちを鈍感にすることですが、その状態は突然終わりを告げるのです。そして、誰もが彼らを勇敢とたたえるのです。